2009年10月7日水曜日

秋の味覚(氷頭膾)

鮭の頭部から、人間で言えば鼻の部分にかけてスライスし、これを酢に漬けたものを、氷頭膾(ひずなます)と称し商品化されている。

これは大変な珍味で、ワンダラーも食べたい一心で何度か挑戦してみたが、スライスがうまくいかず、結局購入してくる始末だ。

購入先は、JR御徒町駅前にある「吉池」の鮮魚店で、一瓶¥850円で販売している。

食べ方は、そのまま食べるのもよし、大根おろしに入れ、瓶のつゆを少々入れて食べるのもおいしい。
工夫をすれば、他にもおいしい食べ方があるのかもしれない。

鮭ということで秋の味覚にしたが、この氷頭膾は年中「吉池」で販売している。

一度賞味してみては? 癖になるかも・・・

1 件のコメント:

  1.  昔のことでしてけど、帝国臓器という会社で、カナダからベニサケなどの頭を10トン輸入したんです。脳のある小部分から何やらありがたい物質を秘かに抽出しようとして。
     ところが、頭のほかの部分の捨て場に困って、僕のところに相談がきました。そこで、僕も脳下垂体というところから鮭のホルモンを抽出したかったので、協力したんです。
     電動鋸で、大きな鮭の頭を縦に切り分けて、脳下垂体を取るんですが、その前に頭の前の方を切り落とします。そこに氷頭があるんです。鮭の頭10トン分の氷頭が取れるんです。

     毎日、氷頭膾を作っていました。首の付け根の美味しい肉も毎日色々にして、食べていました。そのうちに、サケの匂いをかぐのも嫌になって、1年くらいサケを食べませんでした。

     さて、鮭の頭の残骸は、築地の魚市場にある魚の残骸を扱う会社に引き取っていただきました。

     10日間にわたって、鮭の肩肉と氷頭膾を食べ続けた思い出です。

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